心療内科と精神科の基本的な診察は問診と視診です。
これには傾聴(active listening)、関与しながらの観察といった精神療法的意味もあります。問診後に暫定的な診断がつき、それに基づき治療が開始となります。
治療は大きく分けると2つです。
- 精神療法(心理療法、カウンセリングなど言われるが、ほぼ同義)
精神療法にはさまざまな技法があります。支持的精神療法、認知行動療法、森田療法、精神分析療法、集団精神療法などなど、です。
その患者さまに合った精神療法を行います。
催眠などの特殊療法は基本的には行っていませんが、私自身は催眠療法の医学への応用に興味があり日本催眠医学心理学会員であり数度の研修も受けていますので私の判断で催眠療法が最も適すると判断した場合のみ行うことがあります(申し訳ありませんが現在は行っておりません)。
- 薬物療法
抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠薬、抗てんかん剤などの向精神薬を調整します。この分野はここ数年で新薬が相次いで発売されています。
抗うつ薬ならSSRIやSNRIというタイプの薬が主流になりつつあります。
抗不安薬も従来のベンゾジアゼピン系のみならず、新しいタイプ(セロトニン作動薬)も発売されています。
睡眠薬も依存性が少ないものが発売されてきています。
抗精神病薬は非定型抗精神病薬(SDA, MARTAというタイプ)が主流になってきます。
抗てんかん薬はもちろんてんかんの患者さんに処方するのが中心ですが、感情調整剤として(躁)うつ病の患者さんにも投与します。
認知症(痴呆) という診断がつけば、今現在で痴呆の進行を遅らせる可能性が本邦では唯一あるアリセプトという薬を投与する場合があります。しかし、痴呆に伴う問題行動には少量の抗精神病薬等を投与します。
また漢方薬も治療薬として積極的に取り入れたいと思っています。漢方医学的「証」を判断し、治療薬(主としてエキス剤)を処方します。
|